しんやの刃

深夜のヒソヒソばなし

オカルトのはなし①

怪奇事件ファイル1【ディアトロフ峠事件】

 1959年2月2日の夜、旧ソ連領のウラル山脈北部へ雪山登山に訪れていた大学生9人(男性7名、女性2名)が不可解な死を遂げた「ディアトロフ峠事件」。因みにこの《ディアトロフ峠》というのは山や峠の名前ではなく、この登山グループのリーダーであるイーゴリ・ディアトロフ氏の名前を取ってそう呼ばれています。そしてこの事件は62年経った今現在でも明確な原因解明がされていない、謎多き未解決事件である。

 事の始まりは1959年1月25日。ウラル工科大学の学生(男性8名、女性2名)たちは、難易度の高いウラル山脈・オトルテン山(標高1234m)への雪山登山に挑むべくモスクワを出発。列車で東に1600キロ離れたエカテリンブルクの駅に到着。そこから北へ80キロ進んだ限界集落の町・ヴィジャイまで2日程かけて車で移動して1月27日に入山。31日にはオトルテン山麓へ到達した。だがここで、男性1名が持病の悪化でリタイヤして下山。隊長のイーゴリ・ディアトロフ率いる残り9名は再び頂上を目指して登り始めるが、急な悪天候により近くのホラート・シャフィル山へ進路を変更し、そして比較的雪崩の起きにくい場所にテントを張って一晩を過ごした・・・・と、ここまでの行動は隊員の1人が書いていた日記を基にしているのだが、事件はこの直後に起きたらしく、当然ながら日記の内容はこの夜で途絶えている。  

 やがて、下山予定の2月10日を過ぎても連絡がなかった為、彼等を心配した学校や家族の者たちが捜索を要請。20日に山岳救助隊や警察、ボランティアの捜索隊が現地へ向かい、大規模な捜索が行われた。そして26日、ようやく彼等のテントが発見され更にその付近で9人の遺体が発見されたのであったが、問題はここからである。

❓謎その1・・・テントは外側からではなく、内側から引き裂かれていた形跡がある。

❓謎その2・・・摂氏マイナス30度の極寒の中、テント内に衣服や靴や荷物を残したまま、うち数名の者は下着姿や靴下のまま外へ飛び出している。服を着て出た者もまた自分の服ではなく、なぜか他者の服を着て飛び出している。

❓謎その3・・・9人の遺体には目立つ外傷はなく、強い衝撃や圧力による内部損傷を受けているほか、頭蓋骨や肋骨を骨折していたり、舌や眼球のない遺体もあった。

❓謎その4・・・うち数名の衣服から高い線量の放射能汚染が確認されている。

❓謎その5・・・倒れて雪に埋もれてはいたものの遺体の体勢が、何かから逃げる様な体勢、身を隠す様に屈んだ体勢であった。

❓謎その6・・・この夜、事件発生地点から50キロ離れた場所にいた別の登山客たちが、その山脈上空の夜空でオレンジ色に輝く奇妙な発行体を目撃したと報告している。

❓謎その7・・・テント内に残されていたカメラを後に現像した際、数枚のフィルムのうち、謎の発行体が写った写真が1枚だけあった。

❓謎その8・・・この現場付近になぜか大量の金属片が落ちていた。

❓謎その9・・・テントから飛び出した9人は一緒ではなく、分散して逃げている。

❓謎その10・・・ホラート・シャフィル山は別名「死に山」として恐れられており、彼等は途中で会った先住民のマンシ族に「あの山は危険だから行くな!」と忠告を受けている。

 

説その1『突然の雪崩や猛吹雪に遭った』

↪1番有力な説である。だが、テントが流されておらず、それに9人分の足跡がそのまま残っていたのが疑問である。雪崩ならば全て雪に埋もれている筈では?

説その2『旧ソ連軍の秘密実験による被害』

旧ソ連軍が極秘に行った秘密実験による巻添え。もしくはその秘密実験を偶然目撃してしまった彼等は口封じの為に殺害された。実際この山脈付近でミサイル実験や核実験が行われていたと噂されている。

説その3『巨大な熊に襲われた』

↪遺体には引っ掻き傷や噛み傷がない。それに現場付近には9人の足跡だけで別の足跡は発見されていないので✖

説その4『イエティなどの未確認生物に襲撃された』

↪以前から雪男(イエティ)の存在が噂されていたものの、だが、遺体には引っ掻き傷や噛み傷がなく、現場付近には9人の足跡のみで別の足跡は発見されていないので✖

説その5『先住民・マンシ族の襲撃に遭った』

↪9人以外の足跡がなく、現場付近で争った形跡は一切なかったので✖

説その6『UFOまたは宇宙人の関与』

↪意外と有力な説。この夜、山脈上空でオレンジ色に輝く奇妙な発行体が目撃されている。慌ててテントを飛び出している、テント内に残されたカメラに収められている謎の発行体の写真、衝撃波による内部損傷、放射能汚染なところは辻褄が合いませんか?

説その7『アルコールやドラッグによる奇行』

↪まだ20代前半の若者なのでテント内でアルコールもしくはドラッグを過剰摂取した為、猛獣や雪崩などに襲われると幻覚を見て、常軌を逸した行動に走ったのでは?

 

 以上ここまでが「ディアトロフ峠事件」について僕なりに調べた結果です。

 んん~(¬_¬")、考えれば考えるほどワケワカメですね💦

 そして最後に、この不可思議な事件で亡くなられた9人の若者には心からご冥福をお祈り致します。

 

 

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