しんやの刃

深夜のヒソヒソばなし

オカルトのはなし③

怪奇事件ファイル3【エリサ・ラム不審死事件】

 2013年2月19日。アメリカのロサンゼルス市内にあるセシルホテルに泊まっていた宿泊客から「水が出にくい」「変な味がする」「水が変色している」との苦情が相次いだ為、作業員が屋上に上って貯水槽を調べると、なんとその貯水槽内から若い女性の遺体が発見されたのだ。遺体となって発見された女性はそのホテルの宿泊客であり、名前はエリサ・ラムというカナダ人で、バンクーバーの大学へ通う学生であった。

 

★まず事件の流れを説明します

 一人でロサンゼルスへ旅行にやって来たラムは、1月28日にセシルホテルへ到着してチェックイン。3泊4日の滞在予定で31日にはチェックアウトする筈だった。旅行中も両親には必ず連絡を取っていたのに31日に突如音信不通に。チェックアウトをしないまま行方知れずとなり、心配した両親が捜索願を出した。事件性を疑った警察はホテル内外を大捜索したものの一向に見付からぬまま数週間が過ぎた。そして2月19日に、ホテル屋上にある貯水槽の中で水死体となって発見された。しかも全裸で。衣服や所持品は遺体の傍で一緒に水に浮いていた。検死によると遺体に外傷は一切無く、誰かと争った様子や形跡もなかった為、後日、ロサンゼルス郡検死局は「不慮の事故による溺死」という検死報告書を公開したのだが、しかし、あまりに不気味で不可解な点が多かったので今も尚、謎多きミステリー事件として語り継がれています。

 

謎その1・・・エレベーターでの不可解な行動。

 エレベーター内部の奥の天井の片隅に設置されている監視カメラは、内部だけでなく外の廊下まで広範囲に映し出されている為、サムの不審な行動の一部始終が撮られていた。キョロキョロしながらエレベーターに入ったり出たりを繰り返している、扉は数分間ずっと開いた状態の中、彼女は外の廊下で誰かと会話している様な素振りをしたり、外へ出たと思いきや慌ててエレベーターに駆け込んで隅に隠れて外の様子を窺ったり、エレベーターのボタンを無作為に押したり、エレベーターの奥に後退したりと、その行動があまりに不気味で、まるで何かに付き纏われて狼狽えているように見えますが💧

※結果的にこの映像が〈生前の彼女を映した最後の映像〉となってしまいました。

❓謎その2・・・貯水槽に入った理由。

 なぜ関係者以外立ち入り禁止のホテル屋上に侵入し、しかもわざわざ全裸で貯水槽に入ったのか?

  

🕵🏻‍♀️説その1・・・持病の精神病の症状が悪化した事による妄想と奇行。

(彼女は双極性障害抑鬱病を患っていて4種類もの精神薬を飲んでいた)

🕵🏻‍♀️説その2・・・幽霊が見えていた。

(実際このセシルホテルでは過去に自殺や殺人事件が何度も起きている)

 

👇実際の映像がネット上で拡散され、その奇行に誰もが恐怖を抱きました。

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 👇この映画作品に少し似ている部分がありますが・・・